上級管理職として、複数のプロジェクトを統括管理する立場。クライアントとの長期的な関係構築も、シニアマネージャーの大きな仕事となります。 具体的な業務内容は、統括する各プロジェクトの進捗管理、予算管理、クライアントとの折衝、部下となるマネージャー職やコンサルタント職の育成など。高度な専門性を要する課題の解決策を検討・提案することや、新規ビジネス・新規クライアントの開拓なども、シニアマネージャーの仕事として任されることがあります。
コンサルファームは、タイプ別に戦略系・総合系・IT系などに分類され、シニアマネージャーの役割もまた、それらのタイプ別で異なります。
クライアント企業の長期的な戦略立案やM&A支援など、経営戦略に関わる高度な課題に関与します。
総合系ファームは、戦略立案や業務改善、IT導入支援などの幅広い領域を対象としていますが、これらの幅広い領域を全般的にマネジメントすることが、総合系ファームのシニアマネージャーの役割となります。
システム導入、デジタル戦略の策定など、技術的な側面をサポートするIT系ファーム。常に更新される先端テクノロジーを踏まえながら、クライアント企業のIT関連プロジェクトを統括管理します。
所属するファームの規模、担当する専門分野、個人の能力などにより年収は異なりますが、一般的なシニアマネージャー職であれば1500万から2000万円が相場となるでしょう。外資系ファームであれば、年収2000万円超のシニアマネージャーも珍しくありません。 キャリアパスとしては、アナリストやコンサルタントからスタートし、マネージャーを経てシニアマネージャーに昇進。のち、パートナーやディレクター、更なる上級役職を目指す流れとなります。
基本的にはどの領域のコンサルファームでもシニアマネージャー職が求められていますが、中でも特に活発な採用活動を行っている領域が、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を中心にサポートしているコンサルファーム。国内ファームだけではなく、外資系ファームでもDX領域のシニアマネージャーの採用が活発です。 また、経済構造が大きく変化している昨今、スタートアップや新規事業開発の支援を専門とするコンサルファームでも、シニアマネージャーを積極的に採用中。新たなビジネスの展開に向けて力強く動き出すクライアント企業や若きコンサルタントたちを前に、シニアマネージャーの豊富な経験を活かした高度なマネジメントが期待されています。
多くのコンサルファームでは、自社への転入を希望するシニアマネージャー職に対して、次のようなスキル・経験を求めています。
シニアマネージャー職への転職活動で有利になる主なポイントを見てみましょう。
コンサル業界への転職は、情報戦です。高難度の選考を突破し、キャリアを最大化するには、戦略的なサポートが不可欠。エージェントのネットワークの強さや選考対策の精度が、結果を大きく左右します。
単なる求人紹介ではなく、キャリア全体を見据えた支援を受けることが重要です。ページ下部では、厳選した転職エージェントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
シニアマネージャーへの転職を成功させるためには、まず過去の自分の経験やスキルを整理する必要があります。整理する際の3つのポイントを確認しておきましょう。
シニアマネージャーには、高いマネジメント能力や強いリーダーシップが求められます。転職に先立ち、例えば次のような取り組みを通じ、改めてこれらの能力の強化を図りましょう。
AI関連企業のマネージャー職からITコンサルファームのシニアマネージャー職へ転じた事例や、企業役員の立場から戦略系ファームのシニアマネージャー職へ転じた事例など、他業界からコンサルファームのシニアマネージャーへの転職を成功させた例は多く見られます。 これら事例に目を通してみると、前職の専門性を活かしていること、新たな業界(コンサルファーム)に順応する高い柔軟性を有していることなどが、多くの成功者に共通するポイントとして見られます。
コンサルファームのシニアマネージャー職への転職活動では、次のポイントを踏まえながら上手に転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントには、それぞれ得意分野があります。コンサル業界への転職活動を行う以上、コンサル業界の転職支援で実績の豊富なエージェントを選びましょう。
エージェントの担当者との相性も転職の成否を左右する大事な要素。最初の担当者が自分に合わないと感じたら、速やかに変更を申し出ましょう。
複数のエージェントを並行して利用すれば、自分に合った案件を紹介してもらえる確率が上がります。異なる視点からのアドバイスも、大変参考になるでしょう。
職務経歴書の作成ポイントを3点ほど確認します。
マネージャーとしての過去の実績を記載する際には、新しい案件から順番に列挙します。その際、必ず数字を添えて実績を記載しましょう。
自己PR欄などに、マネジメントに対する自分のこだわりや姿勢を記載しましょう。仕事と向き合った際の姿勢や人柄を伝えることが目的です。
応募先の企業が求めるマネージャー像があれば、その像に沿うように自分の実績やマネジメントスタイルを伝えましょう。相手に好印象を抱いてもらうための基本です。
シニアマネージャーの転職活動では、ケース面接が行われたり、経営視点のプレゼンテーションを求められたりすることが珍しくありません。事前に具体的な対策を高じておくようにしましょう。
転職エージェントの担当者に依頼し、ケース面接やプレゼンのロープレを繰り返しましょう。複数のエージェントに登録していれば、複数の視点からのアドバイスをもらえるので効果的です。
ケース面接に関する問題集やネット動画などがたくさんリリースされています。これらを活用して練習を繰り返すことも大変有効です。
経営者視点を養うためには、日常的に物事を大局的・総合的に考えるクセをつけることが大事。考えるだけではなく行動指針も示せるよう、常に戦略思考も持つようにします。
無事にシニアマネージャーとしての転職を果たした後は、その上位職となるパートナー・ディレクターへの昇進を目指しましょう。昇進実現のポイントを2つまとめました。
シニアマネージャーとして複数のプロジェクトを担当する形になりますが、いずれのプロジェクトも手を抜かず成功率を高め、クライアントから高い満足度を獲得するよう努めましょう。特に、入社直後の早い段階での実績は、会社に対して強いインパクトを与えます。
より自分の専門性を高めながら、他の分野の知識も広く取り入れる「T字型スキル」を習得し、組織全体への貢献度をアピールしましょう。
転職後、さらなるキャリアアップを実現するためには、シニアマネージャーとして具体的な実績を出さなければなりません。実績を出すための具体的な対策には多々ありますが、そのうち基本的なものを2つほど見てみましょう。
チームメンバーの一人ひとり、そしてクライアントの担当者一人ひとりとの密なコミュニケーションを通じ、全体が同じ目標を共有している仲間であることを認識させます。チームで物事を成し遂げる際のベース部分の構築です。
常に市場変化に対するアンテナを高くたて、変化に応じた柔軟な戦略策定を行います。過去の実績や成功体験にとらわれ過ぎず、「今」と「未来」を向いたリアリティある視点が大切です。
キャリアアップを図る上で、ネットワーキングの構築とスキル習得は大変重要な要素になります。
新たなビジネスチャンスを得るため、社内やクライアント企業だけではなく、積極的に社外にも人脈を構築することが大事です。
進化・変化が止まる業界はありません。自分の専門分野が何であれ、常に進化・変化を続ける市場に向き合い、勉強し、新しい知識を蓄積していく姿勢が望まれます。
転職成功者の多くは、常に変化する市場に対して柔軟な姿勢・視点を持ち続けています。また、過去の経験や実績を過大評価することなく、常に謙虚な姿勢で自分の市場価値を客観的に見つめています。 つまるところ、対外的にも体内的にも「物事をあるがままに見る」という姿勢が、転職成功者に共通してあるのではないでしょうか。
転職を成功させるためには、今すぐに自己分析(棚卸し)をスタートさせましょう。自己分析とあるべき姿の間には必ずギャップがあるので、そのギャップを埋めるためのスキルアップを図ることも大事です。 並行して、コンサル業界や自分の専門業界の中で、人的ネットワーキングの構築を進めていきましょう。
5年後、10年後のキャリアビジョンを策定し、それらビジョンの達成に必要なスキルと経験を洗い出します。これらスキルや経験を磨いていくプロセスで、市場や自分も変化していくと思われるため、柔軟な姿勢でキャリア戦略を歩みましょう。 経験豊富なメンターからのアドバイスも素直に受け入れ、自分のキャリアアップの糧として活かしていきましょう。

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※1..2025年3月公式HP確認時点

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